子宮頚癌 ーその1 「初めに」 ー
子宮頚癌については、昔から「がん検診」が行われているもので、それについては大きな変化がなく過ぎてきました。しかし、最近その検診に使われる細胞診の結果の表現が変化したり、頚癌のワクチンなるものが出てきたりと大きな変化が生じています。そこで、子宮頚癌について知って頂き、がん検診を多くの方に知って頂きさらにその結果も良く理解していただき、治療を受けて頂けるように連載形式でブログに書いて行く予定です。まずは初めてみようと思ってます。
子宮癌は頚癌と体癌(内膜癌)に分けられます。現在頚癌の方が多いのですが、内膜癌が増加してきています。ただ、体癌検診というのは非常に微妙な問題で、そのうち別な時に書かせて頂くことにして、今回は子宮頚癌のお話です。
世界中で当然ながら、頚癌の患者さんはいるわけで女性にとって重要な疾患であります。
日本では、年間約8800人の女性が子宮頸癌を発症し、約2500人の女性が死亡しています。これは以前に比較して減少してきていましたが、20~30歳代の若い女性で子宮頸癌が増加していることが問題となっています。
次回は頚癌の発症過程についてです。
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