「血の道症」と言う考え方

血の道症というのは、御存知ですか。
前回は更年期とそれ以外のホルモン状態について、書いたつもりです。更年期障害には、多くの症状がふくまれていますが、女性ホルモン(エストロゲン)の低下と密接な関連が指摘されているのは、顔面紅潮、発汗などの自律神経症状の中での血管運動神経症状です。他の、いらいら、不眠、うつ、疲労感、めまい、肩こり等は直接の関係ではありません、当然無関係ではありません。
これについては、若いころに聞いた漢方学の先生の漢方教室でのお話が自分の中では、今良い説明だなと思っています。
漢方には、「血の道症」という病名があります。血の道症には更年期障害も含まれるのですが、ほてり、冷え、不眠、月経異常等の症状を総称します。漢方学的には「血虚」や「瘀血」が原因と考えられるのでしょうが、この「血の道症」と言うものは、プレ更年期障害や若年性更年期の症状と同様で、これらの理解にはびったりのような気がします。
kounennki_fig2女性の体調のピークは30代前半と考えられ、その後定常状態となり、さらに緩やかな低下をだとりますが、閉経時期となり急激な低下が来ると考えられます。まず、30代の定常状態になると、それまで右肩上がりになれている身体は体調が悪くなったように感じます。これは精神的に感じるだけではなく身体そのものがそう感じるという訳です。これが、血の道と言う体調不良であると言うものです。そして、更年期になると体調は急激に低下し始めます。それにより感じる体調不良が血の道症という更年期障害です。こういう考えですので、プレ更年期や若年性更年期も以前からあって、それが血の道症であると言う理解です。自分的にはすっきりですね。
ですから、どちらも漢方薬での治療効果が期待できるわけです。漢方薬については、結構勉強した時期がありまして、今でも興味があって新しい面を勉強させて頂いております。漢方については、また書く機会を作ろうと思っています。最近はどうも使おうと思う薬が偏ってきてます。自分だけかと思ったら、漢方の報告でもそういう事が言われております。どうもこの偏りと最近プレ更年期(若年性更年期)と言われる状態が増えていること、そして男性更年期と言うものが増えてきていることは同じ原因ではと考えています。このように言われているものに共通する症状は、気分の落ち込み、精神不安定、意欲低下などの精神神経症状、睡眠障害、動悸、めまい等の自律神経症状などだと思います。この2つは区別されずらいと思いますが、別物です。次回からは、そのことを別角度から考えて、プレ更年期(若年性更年期)の本質を説明します。

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