若年性更年期障害の正体とは

更年期障害の症状の一つが自律神経失調症状だと言う事は前回書きました。逆に自律神経失調症は更年期特有のものではなく、さらに女性特有なものでもありません。プレ更年期障害とか若年性更年期障害について、今回でその状態は御理解いただけると思います。ついでに男性更年期と言われるものも。
自律神経失調症は正式な病名ではありませんが、日本では健康保険の対象とするためには病名がないと駄目なので、保険上は病名となってます。ですから、日本臨床内科医会からのわかりやすい病気の話シリーズでは、病気であると書かれていますが、厚労省のe-ヘルスネットの健康用語辞典では、症状と書かれています。医師会の知って得する病気の話というHPでは、診断名で病名ではないと書いてあります。内容は同じですので、普通はスルーですが、この辺りは個人的には面白く思います。
自律神経というのは精神神経とは違います。自律神経は自分の意思とは関係なく、身体への刺激に反応して身体の機能を調整するものです。 自律神経は交感神経と副交感神経の2種類があり、自動的に働いて身体の調子を整えています。この二つの神経のバランスが崩れてしまうのが、自律神経失調症です。
症状としては、体がだるい、疲れがとれない、眠れない、食欲がない、頭痛、動悸、胸苦、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え等様々です。

自律神経失調症が生じる最大の原因は、精神的あるいは肉体的な負担、つまりストレスです。人間の大脳には考える大脳皮質があり、さらに基本的な欲求や感情に関係する大脳辺縁系、その下にあるのが自律神経の働きを調整する視床下部です。この視床下部は大脳辺縁系の影響を強く受けます。。
kounennkifig3ストレスで大脳辺系に強い感情等が生じると、大脳皮質の抑制もありますが、そのバランスがうまくいかないと視床下部に影響し、自律神経失調症となります。
簡単にすると、更年期でないときの自律神経失調症は何らかのストレスが大脳辺縁系に作用し、それが視床下部に影響し自律神経のバランスが崩れます。これにより、自律神経失調症が生じます。視床下部は下垂体も支配していますので、場合によっては下垂体に影響を与え下垂体から卵巣への命令もリズムも崩れ、無月経、頻発月経などの月経異常が生じます。これらの関係はネットワークになってますし、月経異常が生じるとそれはストレスになりますので、実際はもう少し複雑ですが、これが若年性更年期障害とかプレ更年期障害と呼ばれるものの本質だと思います。
一方、更年期障害では卵巣の働き、ホルモン分泌の減少が起こります。これが、下垂体を介し、視床下部へそして大脳辺系にストレスとして働きます。また、月経異常そのものもストレスとなりますし、年齢的に仕事やお子様の事など他のストレスも同時に作用し、自律神経失調の症状が生じます。
違いは御理解頂けましたでしょうか。この違いは治療法に参考にすべき問題だと思います。自律神経失調症はまだまだ、説明必要かもしれませんし、更年期障害の症状のなかで精神症状が残っていますが、次回は自律神経失調症の治療法について、更年期障害の治療にも関係していきますので、大筋を書きたいと思います。

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