自律神経失調症症状にさようなら(後編)

前編から後編まで、かなりの期間空いてしまいました。原稿はかなり前にほぼ完成していたのですが、いつまでも書き直してました。今まで、私の書いてきたものは、ほとんど論文による裏付けがあるものでしたが、これは経験や考えによるものが多く混じっております。更年期障害やプレ更年期障害の自律神経症状の改善にはいろいろな方法が有用ですが、一番大切なのはストレスによる影響を排除することだと思います。ただ、私の考えに違うなと思う方もいらっしゃると思いいますが、これを参考にされて辛い症状が改善される方がいれば幸いです。

4.大切な生活習慣
a、禁煙は必須です。
喫煙の害はいろいろ言われていますが、卵巣機能と自律神経に大きな影響を与えます。卵巣機能への影響は実はすごいものがあります。喫煙により体外受精の成功率が低下し、閉経年齢は早まると言う報告があります。おそらく、喫煙は自律神経を介して影響を与え、それとともに卵巣機能に直接悪影響を与えますので、30代後半から40代で自律神経失調症状のある方で喫煙している方は禁煙してみてください。体調がよくなりますよ。ホルモン剤よりなにより禁煙ですよ。禁煙のストレスより喫煙の悪影響が高いそうです。
b.食事について
幾つかのストレスに関するサイトをみると結局はサプリメントの宣伝に誘導されます。別にビタミン剤やサプリメントに頼らずとも大丈夫なんです。ビタミンB群は神経の働きを正常に保つ働きがありますが、強いストレスが続くと急激に消費されます。ビタミンB群は、豚肉、ウナギ、さば、いわしなどに多く含まれます。また、ストレスにより分泌される副腎皮質ホルモンの合成に欠かせないのがビタミンCですから、普段からビタミンCをたっぷり摂ることが、ストレス対策になります。ビタミンAやEも、自律神経をコントロールし、症状を緩和させる効果 があります。 また、カルシウムはイライラを鎮め、不眠解消の効果があります。つまり、バランスの良い食事をとることが重要です。

5. ストレス解消は可能でしょうか。
ネット検索すると、ストレス解消法とかストレスと付き合う方法は、いろいろあります
1.基本的には余り完璧主義にならないことだと思います。考え方を柔らかくしてください。これが良いと思っても、それだけになってしまっては駄目だとおもいます。
2.人生を楽しいものと考えて行かないと、ストレスは溜まっていきます。大きな目標を持つのは良いとは思うが、まずは普段の日常に小さな目標を持って達成できたら喜ぶことが重要でしょう。
3.休養時間を設ける、1日のなかに僅かな時間でも毎日自分なりの休養時間を作ります。
4.余り人の尺度を重要視しないことも重要です。考え方を柔らかくすると言うことと矛盾しそうですが、人の評価を気にしないということです。一人よがりも駄目かもしれませんが、人と比べたり人の評判だけを大切にするのは良くないことです。「隣の芝生は青い」「他人の不幸は蜜の味」とか言うではありませんか。
5.自分なりの気分転換法や趣味を持つことも重要です。これも楽しめなかったりするものは駄目だと思います。前篇にもでてきましたが、運動はいろいろな意味で良いので、歩くだけでも良いのですが、できれば軽い汗をかく程度が良いと思います。

work2いろいろ体調の不調があるとき、病気でないと言われたら一安心して、生活習慣などを変えてみてはいかがでしょうか。ただ、ストレス解消なども、精神的に状態が悪いとなかなか上手くいきません。どうしても調子が悪い時、メンタルの薬を服用して症状を軽減したときにストレス解消や生活習慣を変えてみてはいかがでしょうか。少しでも明るい事があると思って生活していきましょう。

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