日本では結婚され避妊せずに性生活をしていた場合1年以内に80%以上の方が、2年以内に90%位の方が妊娠するので、2年以上妊娠しない場合を不妊症と言います。ただ、1年以内に妊娠しなければ検査および治療をお薦めいたします。
 当院では体外受精等は行っておらず、一般的な治療を行っています。
不妊の原因は様々ですが、約半数の御夫婦で男性側にも問題が存在すると言われているので、御主人の御理解も必要となります。
 まずは基礎体温を測定して頂くと、排卵があるかどうか、黄体期の長さが十分かどうかなど、SEXの日に印をつけて頂いているとタイミングは解ります。当院ではルナルナのアプリ「基礎体温ノート」と連携しております。
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検査

1.超音波検査
 子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープの有無等を超音波で検査いたします。子宮内膜ポリープが疑われるときは月経直後に子宮内に注水し超音波検査を行うと確定診断ができます。
 排卵前には卵胞ができ、その大きさを観察することにより排卵時期を予想します。
2.子宮卵管造影法
 卵管が正常に疎通しているかどうかの検査となります。月経終了後から排卵日数日前までのあいだに子宮卵管造影法をおこないます。子宮に子宮卵管造影用の極細でやわらかいチューブを挿入して、造影剤を注入し、卵管が通っているかどうかを検査します。次の日にもX線撮影をして癒着の有無や卵管の動きについて調べます。ネットでは痛かったという書き込みがあって、皆さん構えていらっしゃいますが、「思ったより痛くなかった」というお話を聞きます。子宮卵管造影後には妊娠率が上がるという報告もあり、また、不妊原因の特定にとても重要な検査です。
3.ホルモン検査
 月経周期に合わせて検査をします。エストロゲン、FSH、LHは月経開始3日目から5日目に行います。黄体ホルモンなどは排卵後1週間後位に行います。他にプロラクチンと言うホルモンが排卵を抑制するのでそれは必ず検査します。検査結果によっては他のホルモン検査も追加します。
4.精液検査(男性の検査)
 禁欲期間後に精液を専門溶液を自宅で採取後、3時間以内に冷えないように届けて頂きます。

治療

当院では体外受精は行っておりません。検査しながら、排卵のタイミングを合わせて妊娠率を上げるようにしていきます。妊娠率の高率化のために排卵誘発剤、黄体ホルモンのサポート等を行っております。