妊婦さんのコロナワクチン接種

 医療関係者へのワクチン接種が、近いうちに開始されるとのことで、各医療機関での接種希望者の確認がされています。それに伴い医療関係者の妊婦さんからコロナワクチン接種についてのご質問を受けることもあるのですが、しっかりとしたお返事ができず申し訳ございません。それなりに当院の考え方をまとめてみました。1月25日に日本産婦人科学会、日本産婦人科感染症学会の連名で「COVID-19 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する方へ」という文章がだされました。これを基本としております。
 詳しくはリンクをお読みいただきたいのですが、各国でも対応がまちまちだということで、日本の考え方ということになるのだと思います。提言からの抜粋となります。


1 COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対する安全性、特に中・⻑期的な副反応、胎児および出生児への安全性は確立していない。
2 流行拡大の現状を踏まえて、妊婦をワクチン接種対象から除外することはしない。器官形成期(妊娠 12 週まで)は、ワクチン接種を避ける。
3 感染リスクが高い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している方は、ワクチン接種を考慮する。

日本産婦人科学会のCOVID-19ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する方へ

妊娠後期のコロナ感染は症状が重くなる例があることが報告されていることを考えると、当院としては妊娠中の12週以降の方にはコロナワクチン接種をお薦めいたします。従いまして、医療関係者の妊婦さんにはコロナワクチン接種を薦めることとします。ただ、日本産婦人科学会の提言通りの環境では接種は現状無理でしょうし、現在接種方法の具体策が見えないので、その点は不安もおありだと思いますが、まずは接種の方向で考えてみてはいかがでしょうか。